前回から大分、間が開いてしまいました。

今年は、お米の面積が広がり、一年で一番忙しい田植えのあとは、

大雨に悩まされ、そのあとは猛暑が来ました。

幸いこのあたりは大雨の大きな被害はなく、植えたお米もこの厳しい天候の中で懸命にがんばっているなというのが、稲の姿を見ていてわかります。

それでも今年はやはり難しい天候です。

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こちらはヒノヒカリ。写真手前に見える小さな足跡は何の動物かわかりますか?

 

正解は、カメさんです。

この足跡が田んぼに無数にあり、和ませてくれます。笑

 

それと、田んぼに詳しい方はおわかりかもしれませんが、成長のとある時期にこのように稲が横に見事に開帳して、茎が増えていくということがあります。

これは稲にストレスの少ないゆったりした環境がないと現れない現象です。

1株をゆったり広く植える『生きているお米』にはこのような稲が多く見ることができます。

横に大きく開帳するということは太陽の光を十二分に浴びれるということです。

稲は十分に光合成することができ、そのエネルギーとデンプンは稲穂作りのためにどんどん蓄えられていきます。

同じ大きさのお米も肥料で大きくなったのか、太陽の力を生かして作られたお米なのか、

同じお米でも全然違うものになると思っています!

 

人が肥料で稲を大きくすることをなるべく少なくし、自然の力を最大限に生かす環境作りをひとつづつ整えていく。

これは一年では到底できないことなんですが、

そこをめざし、一つ一つのことにこだわっていきたいと思っています。

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こちらはササニシキ。

 

稲が横に開帳する時期はもう過ぎて、稲の穂を作る準備をしている段階です。

もうすぐ穂が出ますよ!

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そして古代米黒米。

このブログを見ていてくれる方はご存知と思いますが、

 

苗の時は普通のお米とはかなり違う色をしていましたが、

 

現在は茎の節だけが濃い紫色をしていますね。

 

このあと穂が出て収穫までの変化がまたオモシロいですよ!

 

今年はとにかく暑いです、あまりに暑すぎて朝と夕方しかまともに作業ができません。

 

この時期、同じように稲も暑さに疲労しています。

 

森の冷たい湧水をかけ流して、すこしでも栄養分補給と、田んぼの温度を下げてやります。

 

人間の方も朝から汗だくで草を刈り、そろそろ本格的に稲を狙ってくる猪から稲を守るべくいろいろ対策もしています!

 

稲も人間もかなり必死で夏を乗り越えようとしています!笑

 

実りの秋が必ずやってくるのと、指折り数える猛暑の日々です。

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