葉っぱ5枚目が出ています。
苗の丈は30センチ近いです。 古代米の稲は苗の丈が長くなるものが多いですが、この品種も同じですね。
この古代米は普通のお米の苗とは違って、しなやかで繊細なタイプと思います。
けれども、そこは古代米。いざ育ててみるとジャジャ馬な面もあって、目が離せないお米なんです!
突然ですが、これは昔の田植えの風景。
よく見るとすごく大きな苗を植えてます。
この頃は当然無農薬でお米を作りますから、
草と共生する、あるいは負けない稲作りをする方法論もたくさんあったでしょうが、
やはりその一つに、『草より早く育つために苗をなるべく大きくしてから植える!』という概念は当たり前に持っていたと思われます。
アップですとこんな感じです。
今の僕らの田植えも考え方は基本的に同じで、なるべく苗を大きくしてから田んぼに植えてあげます。
先人の持っていたであろう知恵と工夫と根性と必死さに習い、
色々な方法を組み合わせて草に負けない稲を作っています。
それでも自然界に自生している『雑草』と呼ばれるものたちより先に育つのは至難の業です!
相手はいわば、何世代もこの土地で生き抜いてきている先住民のような強さを持ってますので。
こちらも自分たちで育てた稲の種とりをして、この土地に適応した年々強い稲を作っていきます!
この、年々強くたくましく! というのも僕らの『生きているお米』作りの大事な要素です。
種が受け継ぐ、能力は偉大です!
『生きているお米』というより、『生きている種』作りをしているような感じでしょうか。
この黒米も、
芽が出た4月ころは、もっと色が黒かったんですが、最近は普通のお米とあまり変わらない色になってきました。
僕らは農作業でどんどん肌の色が黒くなっていくので、その変化とは逆で。。
君らも田んぼに植わったら、これからの厳しい陽射しで、また色が黒くなるんじゃないのかい!?
なんて、よくわからないことを話しかけながら棚田の一番奥の田んぼへ植えました!笑
こうなると育ちの良さに加えて、意味もなく黒米の今後の肌色の変化が気になるところ!
経過はまたアップしてお知らせします!笑