ドウミョウです。

久しぶりの投稿ですが、くら里木のお米作り、最後の関門である稲刈りが雨続きの為、できなくて困ってます・・!!笑

というより、今年は、お米作りにとっては何十年に一度の難しい年だったようです!

 

5月終わりごろ、田に稲の苗を植えるためには、代かきと言って、田んぼに水がたまるようにトラクターで水を入れながら耕します。

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(うちの田んぼではありませんが、たとえばこんな風景。)

 

それが、代かきの時期には、ほっとんど雨が降らず、向津具半島の中では盆地になっているくら里木の棚田でさえも、

水の量が非常に少なく、何日もかけてなんとか代かきをしたのを覚えています。

 

同じ半島内では水が足りなくて、田植えをするのをあきらめている田んぼが何か所もありました。

 

そして夏の間も雨が少ない猛暑で、なんとか水を切らさないように収穫までやってきましたが、

今度は収穫する時になって、長雨でまったく稲が刈れない!!

地元の長老も、『こんなに米作りが難しいのは初めてじゃ・・!』と、ずっと愚痴をこぼしております。

 

そのうえ、今度は遅い台風まで発生してるみたいです・・

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米作りを初めてまだ2年目ですが、早くも試練の年というやつでしょうか!!笑

こんな時は宮沢 賢治の詠む詩、 『雨ニモマケズ』のような志を忘れそうになります。

稲刈りにとってはしんどい雨も、きっとどこかでは必要な雨なのでしょう。

雨の日もあれば、また晴れる日がくると思っています。

それまで右往左往しながら、待ちたいと思います。

くら里木のお米を食べてくれる方のために、今年も良いお米が取れますように。

 

 

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫な身体をもち

欲はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きしわかり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子どもあれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行って怖がらなくてもいいと言い

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろと言い

日照りのときは涙をながし

寒さの夏はオロオロ歩き

みんなにデクノボーと呼ばれ

ほめられもせず

苦にもされず

そういう者に

私はなりたい