そこで、お客様から多いお問い合わせの一つが、『発芽玄米のつくりかた』についてです!
ポイントさえ合っていれば、もっとズボラにやってもしっかり発芽してくれると思います!
1.玄米を洗う。
(ぬるま湯30℃前後を使うとベター。)
2、玄米を浸水する。
玄米をボールなどの中に入れ、お米の2倍以上の冷たくない水(ぬるま湯30℃前後がベター)を
入れて浸水する。
3、12時間後・・水を交換する。
水を交換することで、酸素の補給、発芽抑制物質を洗い流し、
発芽をうながす効果があります。(交換する水もぬるま湯がベター。)
条件や環境がよければ、この時点で玄米が発芽モードに入ります!
目で見て胚芽が白くぷくっと膨らんでいればOK!(詳しい玄米の状態は次の工程4をご覧ください。)
芽が出過ぎると芽の方に栄養が行き、食感・食味・栄養価が落ちてしまうことがあります。
芽が出始める前でも、発芽モードになれば毒素は外に流れ出ます。
「発芽玄米にする」そもそもの理由は玄米の持つ発芽毒素を流してしまうことです。
(玄米を柔らかく炊くことも目的の一つですが)
4、さらに12時間後(計24時間)・・
浸水している水の表面に気泡が少し出始め、
なんとなく乳酸菌の香りがし始めると、玄米は発芽モードに入っています。
玄米自体も浸けはじめより、胚芽の部分が白くぷくっと膨らみます。
この状態が発芽モードに入った状態ですので、
玄米を水からあげて、ざっと洗い、発芽抑制物質を流してあげて、
新しい水に変えて、もうご飯を炊いてもOKです!
上の工程を経ても、発芽モードにまだならない・・、あるいは弱い場合は・・
1、ぬるま湯で玄米を温め、玄米の水を切り、ザルにあげ
水を捨てたボールの中に玄米の入ったザルごと戻す。
もう給水は充分しているので、ここからは温度と湿度を保つようにします。
ボール、あるいはザルに玄米をただ入れておくより、ざるに入れた玄米を
ボールに入れておく方が、湿度と酸素を同時に保ちやすくなり、発芽もそろいます。
2、玄米の表面にぬれた布巾やキッチンペーパーをかぶせ
さらにラップなどをして表面の乾燥も防ぎながら発芽を待ちます。
発芽を待つ間は12時間ごとぐらいに、ぬるま湯でざっと玄米を洗って水を切り
また同じように発芽を待ちます。(温度を上げ、湿気を与えてやるためです。)
どのくらいで発芽するかは気温・水温やお米の品種にも左右されますが、
だいたい水を切ってザルにあげてから遅くとも12時間~36時間ぐらいで
発芽すると思いますが、外気温が低すぎると時間がさらにかかったり
最悪は発芽モードになってくれない場合もあるかもしれません。
また夏場などは発芽までに時間がかかり過ぎると
水が傷むこともありますので、ご注意ください。
以上が、現在の私たちがしている発芽玄米の作り方ですが
今後もいろいろ試して、もっと良い方法をみつけてご紹介していきたい思います。
皆さまもこうしたほうがもっと良いなど、何かありましたら
ぜひ良い方法をコメントでお待ちしています!