生きているお米の定期宅配を始めてくださる方に。
春に大地に種をまき、稲を収穫するまで、それはお米を作る私たち夫婦の大事な役割です。
しかしそこから先、このお米を、美味しく、楽しんで召しあがっていただくところからは、
食べてくださる皆さんの知恵や腕の見せ所だと思っています。
その時、私たちにできることは少ないかもしれませんが、
少しでもおいしくお米を美味しく召し上がっていただくために、
ささやかながら、私たちより以下の記念品を贈らせていただくことにしました。
みなさまの食卓がいつまでも豊かでありますように・・・
本州の端より願っています。
定期宅配開始の贈りものとして・・・ 生きているお米 国産桧の一合枡
美味しくお米を食べるのって、お米を量る時から始まっている気がします。
プラスチックカップは便利ですが、せっかくですから、温かみのある物を使ってほしいとの
想いでお贈りしております。
お米を量る時間もちょっと贅沢にお過ごしいただけるかもしれません。
『水稲』の名のとおり、種をまいた時から、皆さんが食べる時まで、
『水加減』が大切です。
ぜひ美味しくご飯を炊いてあげてください!
3年目の贈りものとして・・・ 国産の銘木を使用して作られたしゃもじ
お米作りを始める前は、都内のおむすび屋で修業していましたが、お米を取り分けるための『杓文字(しゃもじ)』には、
ちょっとこだわっていました!
今も何種類かのしゃもじを使っていますが、
温かいご飯をよそるものは、余分な水分を吸ってくれる自然木が一番。
毎日使うものだからこそ、良いものを。
使えば使うほど、手になじんでいく喜びが自然木にはあります。
毎日の食卓を豊かにしてくれる手道具であるしゃもじを、おひとつお贈りします。
どんな杓文字が贈られてくるかはお楽しみに!
5年目の贈りものとして・・・ 桐の米びつ(5kg用)
私たちも愛用している桐の米びつ。
桐は古来より大切な衣服・貴重品や食品などを保管する道具として重宝されてきました。
桐には防虫効果があり、お米の味を落とさない調湿・調温効果を持つタンニンやセサミン、
パウロニンといった成分が含まれていて高い防腐効果と防虫効果があります。
またその繊維が多孔質であることからきわめて軽く、調湿効果に秀でています。
湿度が高い日本の気候によく合った桐の米びつが、虫やカビ、湿気から大切なお米をしっかり守ってくれます。
きちんと手入れして使えば、一生ものにもなります。
私たちもお米を消費する側から、お米を生産する側になりましたが、
もちろん今でも消費者の一人であることに変わりはなく、
日々の食を楽しむ工夫をしながら暮らしています。
便利なものがたくさんできて、木でできた台所の道具は手入れが必要だからと敬遠されがちになりましたが、
人工物には無い、自然の持つ温かみが木にはあります。
日々の食やお米、自然とは切っても切れないモノですから、
それを囲む道具たちも、やっぱり自然のものから作られた道具が良く合う気がします。
ささやかではありますが、節目の記念にお贈りしたいと思いますので、
日々の食の手道具の一つとしてお使いいただければ幸いです。