4月に入りすっかり暖かくなってきましたね。
田んぼに出ていると、汗ばむくらいの陽気で心地よい日が続いています。
さて、いよいよ今年も種まきの時期になりました。
先日は田んぼに水を入れ、苗を育てるための苗床の準備をしました。
今年は冬から春にかけて、雨が降る日が少なかったようで
田んぼに流れてくる水がとても少なく、この先水が足りるか心配しています。
勝手なもので普段は雨が降ると肌寒いし、予定していた外の作業ができないから
晴れの日がずっと続けばいいのにと思うことがあります。
でもお米づくりをしていると雨は太陽の光と同じくらい、生き物や自然にとって
とても大切な恵みなのだと改めて気づかされます。
種を土に蒔く前には、昨年収穫して大事に保管しておいた種籾を
水に何日間か浸水し、発芽を促す作業からはじめます。
毎年この種籾を水に浸ける瞬間は「いよいよ今年もお米づくりがはじまるぞ!」という
新しく一歩を踏み出すような、どきどき感とわくわく感が湧いてきます。
お米づくりは「苗半作」といわれているように、苗づくりがその後の稲の生育に大きく影響してきます。
今年も健やかに、そしてたくましい稲に育ってくれますように。願いをこめて今年も大事に苗を育てたい思います。。